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農業が手軽に出来る別荘、滞在型市民農園(クラインガルテン)とは?

      2016/09/07

滞在型市民農園(クラインガルテン)とは

滞在型市民農園(クラインガルテン)とは、簡易宿泊施設のある市民農園で一区画ごとに簡易宿泊が可能な小屋(ラウベ)が設けられており、1年単位で5年以上借りて田舎暮らしや農業体験の出来る施設です。週末の休みだけ通って農作業したり、休暇をとって長期間滞在することもできます。

農地や小屋を借りるだけでなく農機具のレンタルや栽培方法などの農業指導や専門家によるアドバイスも受けられます。農業が手軽に出来るセカンドハウス・別荘のような感じです。

下記のイメージ図は、南アルプスクラインガルテンのウェブサイトからの抜粋です。各農園ごとに特色は違いますが、こんな感じです。

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下記の写真は、「京丹後市蒲井シーサイドクラインガルテン」の小屋(ラウベ)の写真です

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日本でも人気の市民農園。これを郊外にうつし、菜園のそばに「ラウベ」と呼ばれる休憩小屋を作ってあるのが「滞在型市民農園」=クラインガルテンです。現在日本には約70カ所あり、1区画の平均面積は100坪くらいです。個人でも、数人のグループで借りられるところもあります。

http://find-travel.jp/article/5870 より引用

気軽に、週末だけの農業や農村生活を体験できる、滞在型市民農園、クラインガルテン。土を耕し、種を蒔き、新鮮でみずみずしい取れたて野菜を食べる。そんな暮らしが、身も心も健康にしてくれます。

http://chiikigoto.com/2012/10/16/01-37/ より引用

 

 

滞在型市民農園(クラインガルテン)はドイツ発祥

滞在型市民農園の名前に付いている「クラインガルテン」とはドイツ語で、ドイツで200年の歴史をもつ農地の賃借制度です。

日本語に訳すると「小さな庭」であるが、「市民農園」とも言われている。クラインガルテンは「クラインガルテン協会」が管理し、希望者は協会員になって区画を借りる。ドイツで最初のクラインガルテン協会は1814年、北部の街カペルン(英語版)に作られた。その後、1864年にライプツィヒで最初の協会が作られ、ドイツ各地に広まった。1919年には利用者の権利を保護する法律が定められ、国の制度に取り入れられた。

 

滞在型市民農園の年間の費用はどれくらいかかるの?

年間の費用は安い所で年間30万円くらいからです。別荘やセカンドハウスを買って農業することを考えれば、かなり安い値段です。

年会費には幅があり、だいたい30~70万円ほど。それ以外に、光熱水費がかかります。「ラウベ」には、水道や電気が通っているのが一般的で、数日~長期の滞在が可能です。

http://find-travel.jp/article/5870 より引用

1区画(畑約30坪+ラウベ)年間10~25万円(坊主山クラインガルテン)
年間36・39万円(緑が丘クラインガルテン)
※初年度は+10万円。1泊 5千円の体験区画もあり

http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/agri/kurain.htm  より引用

 

滞在型市民農園(クラインガルテン)の利点は?

・農業の専門家が管理している所もあり、素人でも指導を受けながら農作業をすることができる。
・いきなり、全財産を使って土地を買って失敗し、後悔するようなことが無い。
・場所に依るが、グループで借りることも可能なので楽しみながら農業できる。
・将来、農業をしようと考えている人もお試し感覚で利用できる。
・気軽にプチ田舎暮らしが出来る。

 

滞在型市民農園(クラインガルテン)のデメリットは?

・有機栽培を推奨している所は、農薬の散布は出来ない。
・自分の土地ではないので愛着が薄くなる。
・長期滞在は可能だが住民票を移すことは出来ない。
・借用期間は最大で10年。

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全国各地にある滞在型市民農園(クラインガルテン)

滞在型市民農園は全国各地に広がっており、週末、都心からも通える所もあります。どこも人気なので募集期間をチェックして早めに予約する必要があります。

 

千葉県香取市の クラインガルテン栗源

都心からも、週末だけ通うことの出来そうな場所にある滞在型市民農園です。

豊かな自然の中で、のんびりと野菜や花づくりを滞在しながら楽しみたい都市住民の夢を実現! 1区画310㎡の土地にラウベ(休憩小屋)と農園(畑)がセットされたやすらぎ空間。 地元の農家がインストラクターとして、野菜の栽培方法や管理の仕方などの指導を行います。 地元農家と都市住民とのふれあい型の”顔の見える交流活動拠点”です。
– 利用料金:400,000円/年(光熱費別)
– 共益費:48,000円/年(ラウベ水道料含む)

ウェブサイト:https://www.city.katori.lg.jp/05sightseeing/sights/031.html

 

大阪からも通える「フロインデン八千代」

こちらは、大阪からも通える農園です。大人気で予約待ちの人が大勢いるようです。

クラインガルテンの先駆け的存在である兵庫県多可町八千代区の「フロインデン八千代」。八千代区にはこのほか2つのクラインガルテンがありますが、計 110棟のラウベはすべて埋まり、約190世帯が予約待ちだとのこと。利用者の平均年齢は60歳前後で、大阪、神戸から高速道路を利用すれば1時間半から 2時間という立地のためか、阪神地区から通う人がほとんどです。1区画310で、1年間27万6,000円。

ウェブサイト:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0907/spe1_06.html

 

有機農法の「信州松本・四賀クラインガルテン」(坊主山・緑が丘クラインガルテン)

長野県の農園で、無農薬有機栽培が特徴です。坊主山と緑が丘の2カ所にあります。

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信州松本・四賀クラインガルテンは、全国的に増えつつある滞在型市民農園クラインガルテンの草分け的存在です。松本市に合併する前の旧四賀村で、休耕地を 利用して都市部との交流も目的に建設されました。四賀は、無農薬有機栽培の盛んな所で、クラインガルテンでも有機農法で行うのがルールになっています。ま た、地元の方々がボランティアで「田舎の親戚」となり、野菜作りや収穫の時期などをアドバイスしてもらえるのも心強いです。地元の方の畑より立派かも?! と思われるほど美しく手入れされている方もいます。菜園だけでなく花壇を作る方も多いです。

ウェブサイト:http://www.mtlabs.co.jp/shinshu/agri/kurain.htm

 

兵庫県朝来市のクラインガルテン伊由の郷(クラインガルテンいゆのさと)

地元の人からも栽培の助言を受けることが出来ます。コテージも立派です。

– クラインガルテン伊由の郷は、東西の谷の北側斜面にあります。
– 春夏秋冬、いつでも太陽がそこにあるように、日当たりが抜群です。
– 農園は、地元のマネージャーを中心に栽培の指導助言もしています。お気軽にご相談してください。
– それぞれ、特色ある農園作りに挑戦を!!!

ウェブサイト:http://www.city.asago.hyogo.jp/0000000995.html

 

温泉や露天風呂の付いた「伊豆クラインガルテン」

温泉や露天風呂が付いた農園もあります。農作業の後に温泉は気持ちよさそうですね。

当園の特徴は、農園のすぐ側に温泉や露天風呂の付いた高グレードクラインガルテン(コテージ)があり、しかも、それら全てに寝具やキッチン、バストイレがついていて、2-3名用、4-5名用、6-10名用、11-20名用と様々なタイプのクラインガルテン(コテージ)があることです。

ご宿泊時はもちろんのこと、日帰り利用の場合もご希望であれば上記のクラインガルテン(コテージ)のキッチンや温泉、露天風呂を貸切で利用できます。

ウェブサイト:http://www.rental-bessou.com/pricelist.html

 

茨城県笠間市の滞在型市民農園 笠間クラインガルテン

東京からも車で行ける距離にある農園です。農園の広さもちょうど良いのでは。

笠間市は東京から約100km、茨城県の県央西部に位置しています。周辺を山々に囲まれ、年間を通して気候は穏やかで、古くから城下町、門前町として栄えてきました。

宿泊施設付き市民農園
全50区画 (一般用:49区画、身体障害者対応型:1区画)1区画の敷地は約300㎡
この中に約30㎡のラウベ(簡易宿泊施設)1棟と約100㎡の菜園、芝生があります
ラウベにはキッチン、バス、トイレ、ロフトが設置されています。
年間利用料:40万円/1区画(光熱水費は実費負担、備え付けの農機具使用は無料)

ウェブサイト:http://www.kasama-kg.jp/

 

奈良県にある滞在型農園 クラインガルテン曽爾

曽爾村にある滞在型市民農園「クラインガルテン曽爾」、近くには温泉もあり、人気のクラインガルテンです。

■場所…奈良県宇陀郡曽爾村大字小長尾地内
■1区画が約200平方メートルの土地に、
約43.2平方メートルのラウベ(休憩施設)あり。
■ラウベ(休憩施設)にはキッチン、風呂、水洗トイレ付き
※耕運機、クワなどはレンタル有
■ロフト付き(43.2平方メートル) 30棟
■付帯施設…多目的広場、展示農園、管理棟
■利用料金・・525,000円(税込)/1年
1年契約で更新可能。※入居時補償金50,000円
◎日帰り市民農園
ラウベを借りず畑だけを借りる事もできます。
10区画あり 1区画各約50~100平方メートルの菜園
利用料金・・55000円(税込)/1年

ウェブサイト:http://www.soni-kogen.com/kurain.html

 

山梨県南アルプス市の 南アルプスクラインガルテン

地元の人とも交流が盛んなクラインガルデンです。

南アルプスクラインガルテンは、農村集落の農家とのふれあいのある会員制市民農園です。地元農家と肩の凝らないお付き合いをしたり、地元の農村文化を楽しむ行事やイベ ントに参加いただける他、お世話役農家から 農作業の仕方、この土地での野菜づくりの指導を受けることができます。

ウェブサイト:http://minami-alps-klein.jp/

 

岡山市中心部から車で30分 牧山クラインガルテン

年間の賃貸料は平均87,800円と安めの農園です。水道、調理台を備えた10平方メートルのラウベが付いています。

牧山クラインガルテンは、さまざまな農園タイプのある市民農園です。利用される方のニーズにあった農園タイプが選べるので、自分に合った農作業が行えます。また、管理人が常駐し、毎日栽培相談を受け付けていますので、農作業の経験が全くない方でもアドバイスを受けながら安心して菜園作りを行うことができます。

ウェブサイト:http://bokk-en.com/

 

京都の北部「京丹後市蒲井シーサイドクラインガルテン」

平成23年にオープンした新しい市民農園です。名前の通り海が見える場所の農園です。

「京丹後市蒲井シーサイドクラインガルテン」は、温泉が湧く京丹後市久美浜町蒲井にある海の見える滞在型市民農園です。日本海からの爽やかな潮風を感じ、花や野菜を育てながらゆったりと過ごす。あなたも、のんびりと心ゆくまで「田舎暮らし」を楽しんでみませんか!

ウェブサイト:https://www.city.kyotango.lg.jp/shisei/furusato/kleingarten/index.html

 

 - 田舎暮らし, 雑学

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