ほとんど無職! 失業率90%の「ナウル共和国」、かつては大金持ちだった。
ナウル共和国とは
ナウル共和国は、太平洋南西部(オーストラリアから見て北東の方向)に浮かぶ珊瑚礁のナウル島にある世界で3番目に小さな国です。
かつては、ミクロネシアの他の国々と同じように漁業と農業で生活していましたが、海鳥のフンの堆積によってできたリン鉱石を採掘して輸出するようになってからは豊かになります。
1980年代には日本やアメリカより高い国民所得を得ることが出来るようになり、国民は税金を納める必要もなく、医療や教育も無料、採掘権を持っている人はフェラーリやベンツなどの高級車乗りまわす夢のような国になりました。
リン鉱石の枯渇より経済崩壊
しかし、1990年代後半からリン鉱石採掘の衰退によりナウルの収入はなくなり経済が崩壊してしまいます。
現在失業率は90%を越えナウルはたいへんな事になっています。
富、文化、環境を失い、石器時代に戻ろうとしています。
失業率が90%近くほとんど公務員以外は無職という状態
肥満の割合は世界1位で71.1%。全国民の30%以上が糖尿病を患っている。
基本的なインフラを維持するのも困難なほどになり、各国の援助に依存しているという。
政府も対策するが、どれも失敗
アフガニスタン難民を受け入れる事と引き換えにオーストラリアから援助を受け取る事にした。が、難民は国民の2割程度まで増加。政局は混乱し、難民の管理どころでは無くなり、難民たちから「オーストラリアの方がいい!」と言われる始末。当然のようにこれも失敗した。
外からの資金流入と国際金融業の参入を狙って、ほぼすべての規制を廃したが、マネーロンダリングの抜け穴になることを理由としてアメリカ合衆国から批判を浴び、頓挫した。
ほとんどの国民が勤労意欲以前に労働そのものを知らない
2007年に日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』が「地球の歩き方」のナウル版を制作する企画で取材班が訪れた際には、日中の街中を無為にうろつき回る多数の島民の姿が映し出されていた。これは1世紀近くにわたり、働かずに収入を得ていたため、ほとんどの国民が勤労意欲以前に労働そのものを知らないためである。
「働いて金を稼ぎ、生活する」という経験のない成人が数多く存在
ナウルでは歴史上、国民が「自給自足で暮らす生活」・「つらい労働を強いられる生活」・「遊んで暮らす生活」しか経験したことがなかったため、「働いて給料をもらい、その金で生活をする」という概念が無いのがそもそもの原因である
かつての漁業での生活に戻りつつある
島民たちは、遠い祖先が行っていたと同じように、家族を養うために釣りを始めました。
朝から晩まで魚釣りやココヤシの実の収穫に出かけるという、1世紀前の暮らしに舞い戻りです
出典
http://news.livedoor.com/article/detail/9944011/
http://ja.wikipedia.org/wiki/
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/
http://simlife.seesaa.net/article/414998953.html
http://matome.naver.jp/odai/2133740754006424601
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/
http://diamond.jp/articles/-/
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