永久機関は作ることが出来ないのか?永久機関詐欺で騙される人もいる
永久機関とは
永久機関とは、外部からのエネルギーがなくても仕事を行い続けること装置です。現在の見解では永久機関をつくる事が不可能であると結論づけられています。
しかし、永久機関という夢のような装置を作る事に懸命になり、財産を全部つぎ込む人、一生涯をかけて研究する人たちが世界中にたくさんいます。
永久機関の種類
永久機関の種類として第一種永久機関と第二種永久機関があるが、これらは永久機関は実現不能であるということを証明している。
第一種永久機関とは、外部から何も受け取ることなく、仕事を外部に取り出すことができる機関である。これは熱力学第一法則(エネルギー保存の法則と等価)に反した存在である。熱力学第一法則(エネルギー保存の法則)を破らずに実現しようとしたのが第二種永久機関である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ より引用
考案された永久機関
レオナルド・ダ・ヴィンチ 永久機関のスケッチ
多才であったレオナルド・ダ・ヴィンチも永久機関の研究に凝っていた時期があるようです。
「永久機関の不可能性の証明」マドリード手稿1より1495年頃、レオナルドが描いた永久機関の図。摩擦などの抵抗のせいで永久機関が不可能であることを証明している。
http://www.yamada-kouji.com/nenpyo/renai_it/rei_1490/1490_leo/1495_leo/1495_leoe.html より引用
毛細管現象による永久機関
ロバート・ボイルの永久機関。サイフォンの原理を利用している。ただし実現は不可能である。
ヴィラール・ド・オヌクールの永久機関
錘(図では木槌)を利用した永久機関。北フランス、1230年ごろの作図
浮力を利用した永久機関
黄色い浮きの浮力(アルキメデスの原理)によってベルトが反時計回りに回ると考えた
鉛玉を使った失敗例について 第一永久機関の失敗例
「車軸付近の鉛玉が転がると、その重さにより車が回転する。これにより鉛玉がもとにもどるので回転が続く。」と考えられた。
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0280/contents/cont/071971.html より引用
浮力を使った失敗例について 第一永久機関の失敗例
「水中のコルク片に作用する浮力により車が回転する。引き上げられたコルクに新たに浮力がかかることによって回転が繰り返される。」と考えられた。
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0280/contents/cont/072072.html より引用
海水を利用する失敗例について 第二永久機関の失敗例
「海水が持つ膨大なエネルギーを取り入れることにより熱機関に仕事をさせる」と考えられた。
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0280/contents/cont/042173.html より引用
永久機関詐欺
不可能であることが証明されていますが、永久機関を作る事出来ると信じている疑似科学者や出来ると信じている人たちに投資させる詐欺師たちにより、日本でも1993年から2001年6月の間に35件もの特許出願されているそうです。
当然、特許は認められていません。新聞社や知人と呼ばれる人たちの中にも騙されるひとがいます。
永久機関を作ろうという投資の話に乗ってはいけません。
この手の詐欺はかなり昔からあるものです。
新聞に稀に出たからって乗ってはいけません。
この種の研究なるものは ずっと終わらないか
お金を集めたら消息不明になる落ちでしょう。
永久機関でお金を求める人は、みんな怪しいという話を聞きます。
現代科学で エネルギー保存則がある以上
永久機関を、宣伝して、金を集めようなんて 無茶苦茶です。
http://rikukuu.blog27.fc2.com/blog-entry-192.html より引用
以前「永久機関詐欺というのがあります」という記事を書きました。これは「産経新聞」が永久機関というありえない仕組みに騙されたという話でした。さて、今回はその続編です。今回騙されたのは神戸新聞です。(とりあえずリンクをここに貼っておきますが、神戸新聞がまともな新聞社であればいずれ削除されるでしょう。)
http://www.teglet.co.jp/blog/?p=1052 より引用
毎日新聞がフリーエネルギー詐欺に引っ掛かっている件について
昨日疑似科学関連のニュースをつらつらと見ていたら、こんな記事を見かけた。
毎日新聞は相変わらず疑似科学にまるで免疫がないようだ。
この程度のネタを笑い飛ばせない記者には、特許とか新製品とか取材させないほうがいいよ。>毎日新聞
http://blackshadow.seesaa.net/article/116000412.html より引用
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